三田市内にもあった!終戦末期にかけて進められた軍事工場用「壕」 
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特集 10月27日 松本ヒロ Solo Live 報告

主催 平和を考える市民の会

まだか!まだか!でも大人しく待ちます。       永井会長の挨拶

いよいよヒロさん登場! いいね!  200人 憲法くん、あまりの熱演にブレる。

「松元ヒロ・ソロライブ」(2018年10月27日催行)レポート

三田総合福祉健康センターで3年振りに松元ヒロさんのソロライブが開催されました。

多目的ホールに用意された220席ほどのシートがほぼ満席となり、期待のうちに

主催者「平和を考える市民の会」永井代表の挨拶で定刻13:30に始まりました。

永井代表挨拶:幅広く市民にこのイベントを呼びかけることを目的として組織された

       「平和を考える市民の会」発足についての趣旨説明と今後の市民運動の重要性について訴えられました。

ソロライブ内容:5つのコンテンツ

1、安倍政治批判(モリカケ問題・麻生財務相ものまね)

2、ルーマニア・チャウチェスク独裁崩壊を導いた勇気ある青年の発言とベルリンの壁崩壊の突破口となったライプチヒ・市民デモの拡大 

3、平和憲法の実践と民主主義を追求する国、コスタリカを訪ねて・・・ 

4、自民党内にもいるアベ強権への不満分子(山口3区、河村代議士) 

5、マンガ本「憲法くん」全面コマーシャルと憲法前文暗唱

ソロライブのポイント:

  1、数にものを言わせ憲法違反の悪法を次々と法制化し、立憲主義に反する内閣決議を繰り返す安倍政権をモリカケ問題も絡めて批判します。そして、文書改ざん・事実隠ぺいを繰り返し自殺者まで出した財務省の最高責任者である、ご存知格好のものまね素材=「麻生財務大臣」をあのヒン曲がった口元を再現し、憎々しさを見事に好演しました。

   *もう少し切れ味良くアベさんを批判して欲しかったのですが!?

  2、・ルーマニア・チャウチェスク独裁崩壊についてのネタは9月ライブから始めたそうです。

    多くの反政権派を拘束し、政治犯として処刑や長期拘留して圧政を続けたチャウチェスク大統領は贅沢な生活を尽くし、一方で国民を貧困に追い込みました。

    しかし、大統領の演説の終わりに意を決して叫んだ一青年の「人殺し」というヤジから共感した群衆の大合唱に拡大して軍をも巻き込み、その三日後には夫婦共々、公開処刑に処されたという話を実名を入れてリアルに取り上げました。

   東西ドイツ統一という機運がドイツで高まった1989年、ライプチヒで起きた市民デモが日に日に拡大して、人口をも上回る数十万規模まで膨れ上がり警備の警官まで取り込みました。その直後ベルリンの壁の打ちこわしに発展したというエピソードを取り上げました。

   *一市民の行動が社会を動かす影響力を持ちうるという可能性を真顔で訴えたくて二つの世界を驚かした歴史的事実をエピソードとして紹介したようです。官僚やマスコミの忖度(そんたく)が蔓延する今日、一市民の意思表示となる行動が今ほど(アベ政権の支持率が安定維持)問われている時代はないとヒロさんは語りたいのです。

  3、軍隊を廃止し、軍事予算を社会福祉に充て、国民の幸福度を最大化する道を選んだ国=コスタリカを訪ね、国を挙げて徹底的に民主主義を実践していることに感動したとルポ風に報告してくれました。ヒロさんは、世界一周旅行船「ピース・ボート」で出掛けたそうです。勿論、船内でのライブ付きです。当時、「ピース・ボート」を活動の場にしていた児童作家灰谷健次郎氏とライブを通じて知遇を得て親交を深めたとの事でした。コスタリカでは少数意見にもしっかり耳を傾け、生活の改善に役立つことは政府や地方自治体が率先して実行に移す体制が出来ているらしく、例えば小学校の校庭に校長さんが常時駐車して遊び場に困った小学生が訴えると、裁判所が直ぐに裁定してくれるとか、小学生から模擬投票訓練をやっているとか、小母さんが日常生活で困ったことを「目安箱!?」にメモ程度で投票しても、自治体や国レベルの問題であれば政府が対応してくれると感心していました。

   9月にこの場所で午前午後2回に亘って上映された、ドキュメンタリー映画「コスタリカの奇跡」にもあった通り、積極的平和国家を築いたフィゲーレス元大統領の理念が脈々と生きているとの印象を深めたと語りました。

    事実、唯一の被爆国である日本が反対した「核兵器禁止条約」はコスタリカ政府が国連に届けたものであり、それが各国に配布され国連審議で決議され、122か国の採択が得られました。

   *「積極的平和主義」とは言ってもコスタリカと日本では180°違います。

    飽くまでも国際紛争の解決策として軍事力を排するコスタリカと日米安保に基づく集団的自衛権(自国への武力攻撃が無くても、同盟国への攻撃に武力で協力する)行使を容認している日本です。ヒロさんはそれが悔しくて仕様がないない

    のです。彼のお話だと年間300公演をこなしているようですので、一回の公演で200人を集めているとすると、年間6万人を超える人々に憲法前文と九条の理念(恒久平和)を訴え続けていることになります。

   4山口4区は安倍さんの選挙区の為、保守で固められてお呼びは掛からないが、山口3区は文部大臣を務めた実績のある河村健夫氏の地盤で、当地でのライブ公演にたまたま見に来た河村夫人がすっかりファンとなってしまったそうです。

   2回目のライブ公演には何と河村代議士も同伴で来てくれて、ヒロさん曰く「安倍さんの批判は徹底的にするが、以降河村さんは攻撃対象にしない!」と面白おかしく語りました。蛇足かも知れませんが、両国で偶然天皇皇后両陛下に遭遇したというお話をしてくれました。目と鼻の先くらい近距離で遭遇して、つい「万歳!」と言ってしまったと頭を掻いていました。

   *象徴として「天皇」の職務は如何にあるべきかを問い続けてきた天皇・皇后に対するリスペクト(繰り返した慰霊の旅、沖縄への特別の感慨、日本の隅々の人々とのコミュニケーションへのこだわりなどに対する)を感じました。

    山口3区のことは革新・リベラルにだけ拘っていても、アベ支持は崩れないとの認識があるのでと思いました。アベ強権政治に対する不満を吸収すべく、保守の一角も視野に入れているというところでしょうか!?

   5、憲法前文暗唱はまったく淀みなく、「憲法くん!」になりきっていました。

    お蔭でマンガ本「憲法くん」サイン会は長蛇の列で、用意された50冊は完売しました。

   *ソロ・ライブは休憩なしで熱演約2時間に及びました。サイン会も終わって、その後三田駅前の居酒屋で更に2時間余りスタッフとの交流会も難なくこなし、翌日予定の埼玉県熊谷公演へ英気を養って帰路につきました。

満66歳!まだまだ現役で行けます!!

 

                                 井藤、記

 

 

憲法くん(松元ヒロさん)からのお便り


スケジュール

10月

 

10/27  13:30:~ 三田市総合福祉保健センター

                                  「これからの未来を創るため

                                  『笑い』で平和を考えよう」

                                   松元ヒロ Solo Live 

                                    入場料 まえうり 1000円 当日 1300円"

                                    障害者・学生 無料

                                    サイン会

                                    作 松元 ヒロ、文 武田 美穂「憲法くん」1500円

                                    150人限定 整理券は当日のみ

         主催:平和を考える市民の会

 


2018年度ウッディ市民センター祭

三田九条の会ポスターセッション参加報告

 

 10月20 日、21日に開かれた市民センター祭りで今年も九条の会がポスターセッションを担当しました。

 来客数  20日13:00~16:00  15名  21日 10:00~16:00  25名

 憲法クイズ回答者数  20日10名  21日12名

 以上、予想通り寂しい結果ではありましたが、三田に里帰りしている加古川在住の若いお母さんが子供連れでクイズに回答してくれたり、篠山在住の着物姿の女性が署名してくれたり、と喜ばしいひと時もありました。また、森市長もクイズに挑戦されました。

 両日とも、以下のDVDを一日中放映していたのですが、見てくださる来客はゼロで、逆にスタッフがゆっくり鑑賞することのできる貴重な機会となりました。

 「加藤陽子氏 昭和天皇にとって1930,40年代の日本国民とは」

 「スーパーの食品の60%が遺伝子組み換え――遺伝子組み換え食品の現状と今後について」

 「安保9条紙芝居」

 「映画『憲法くん』予告編」

 「日本国憲法誕生の真相『日本の青空』30分ダイジェスト」

 「美声で聴く日本憲法 朗読 フタバコ」

 

 署名活動「市民病院」「アカシア並木道保護」「3000万人署名」

 

 活動として成果があったとは言えませんが、このような機会に参加して、九条の会の存

在を明らかにすることには意義があると思います。(O)

 


5回資料映像視聴会報告

 

 924日、午後5:30よりウッディタウン市民センターにて、ドキュメンタリー映画『種子 みんなのもの それとも企業の所有物! ( Radio Mundo Real制作、2017年、39分、スペイン語、日本語吹き替え版)と、解説資料『世界と日本のタネは今? ( 特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター制作、 2018年、原稿 印鑰智哉、編集 内田聖子)を視聴した。参加者は23名、視聴後の茶話会参加者は18名だった。

 

 茶話会で語られた感想は次の通りです。

「日本の種子法については、マスコミでもほとんど取り上げられていない。国民には興味がないのだろうか」

「政府寄りのマスコミの態度は許せない。食の大切さは母親の責任の大切さでもある。水、空気の大切さも含めて小グループでの情報交換が必要」

「情報が少ない中、二次加工品の表示について監視することが重要だ」

「三田でもあぜ道の除草にラウンドアップが使用されている。アメリカのスーパーではNo!GMOのシールがはられ、オーガニックのシールが貼られているというのに」

「科学の悪用である。黒豆はどうなるのだろう」

「ブラジルで農民の反対運動が盛んに行われていることに驚いた。自家採取がどれほど喜ばしいことかを語る農民の言葉が印象的だった」

「吉野家の米、セブンイレブンのおにぎりにF1品種改良米が使われていることは周知の事実」

「遺伝子組み換えの表示が任意表示になったと聞いた。私たちは総菜や外食産業が提供する食品に対しても注意すべきだ」

 

[アンケートより]

 

・初めて参加しました。種子のことも農業のこともほとんど何も分からなかったので、映画を観て知ってみたいと思ったのが動機です。今後の日本にとても不安を感じた。

4月に廃止された種子法が今後、多様な種子を守るうえで極めて重要であることが理解できた。種子が多国籍企業に独占されることを防ぐ法律を作る必要がある。そのために、広く市民、農家にこの映画を観てもらう必要を感じた。

・吹き替え版は理解できなかったが、解説編で一定の理解ができた。種子法廃止は衆参で5時間の審議しかなされなかった。国会は何をしているのか、国民は無関心なのか。

・日本での種子法廃止の目的、とるべき方向が映画で明らかにされた。日本の種子法と世界のモンサント法の理解が必要。農業従事者の知識を深めることが大切、生物多様性の保存の大切さを痛感した。

・この映画で日本の種子法廃止について知った。マスコミでの報道がなかったのは不思議。

「日本の食文化を守っていこう!

・よく理解できた。モンサント社については数年前に知ったが、今日は恐ろしさを感じた。

・種子法については全く知らなかったので、歴史や外国の動きを知る必要性を感じた。

素晴らしい企画、ありがとうございました。

・このような機会があることを知り、感謝しています。三田においても種を保存して購入できる方法を知りたい。大元のタネを手に入れたい。

・映画の内容についてはほとんど知らなかったので、参加してよかった。よく見て、よく考えて、自分の考えを持たなければならない。

・とても有意義だった。この会は生涯学習の場でもあり、社会を主体的に変えていく市民育成の場でもある。農家の方々との交流、教育関係者との協力が必要。

・種子法について初めて知った。勉強できてよかった。

・知らないことが多く、良い映画だった。開始時間が遅いと参加が難しい人も多いと思うので、昼間の開催を望む。

・有意義だった。今まで全く知らなかった世界であり、驚いている。

・また、新しい知識を得たように思う。

 

 

 皆様、ご協力ありがとうございました。主催者側の反省として、視聴後の茶話会の時間にゆとりを持たせ、活発な意見交流の場を充実させたいと思います。様々な立場の視聴者の意見、感想を聞くことにより、一人では気づかなかった観方を知り、そのことが今後の自分を育てる動機となると思います。(O)

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サイン会があります。

 

ライブ終了時

 

作 松元 ヒロ、文 武田 美穂

「憲法くん」1500円

 150人限定 整理券は当日のみ

 

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